お葬儀事情(2)

アンケートの意見のなかで
「結婚式のように、葬式も時代に応じてもっと形式が多様になってもいいのかなと思う。故人やその家族に応じたオーダーメイド形式の葬式が今後は増えてくるのではないか」(20代男性)

葬儀事情の時代変化を簡単に説明すると

80年代(現在60歳代~70歳代の方)のバブル期には葬儀の会葬者平均が300人に。そのうち参列者の7割が故人を直接知らない。遺族は弔いより失礼が無いよう気使いました。

90年代、葬儀会館が各地にできて、地域や寺での葬式が消えて葬儀業者主体の形になりました。
特に、阪神大震災以降、葬式は「地域共同体等」から「個人化」に大きく変化しました。伝統・形式・格式にとらわれず、「もっと多様な形でいい」となり、小規模な家族葬が葬儀全体の3分の2を占めることになりました。

日本はたくさんの宗教があるように、葬儀の内容も様々です。  さらには、家族・兄弟の環境も複雑な時代になり、孤独死も増え、悲しみが共有できなくなってきています。しかし、死別は年齢を選びません。

葬儀を行うにあたり、亡くなった本人はもちろん、家族にとっても大きな事件であるということです。だから今こそ、生死の現実に向き合う時だと思います。人間関係の原点に立ち返り、自分・家族・親しい人たちの問題としてとらえ、「選択」してほしいと思います。